【保険系覆面FPの納得コラム1】結婚する時はお互いの保険の確認を

なかなか聞けない保険のリアルをお届け

恋人ができていざ結婚! となったら、絶対に欠かせないのがお金に関すること。
そうなると月々支払っている保険も、その対象になりますよね?
そこでファイナンシャルプランナーによる保険にまつわる様々な情報をお届け。
結婚に向けて何を準備すればいいか、どんな話をすればいいか、ご紹介していきます。

目次

愛情を深める意味でも、お互いの健康保険を確認しましょう

結婚生活を楽しくするためには、安定した生活基盤を作ることが大切です。
そのためにも、お互いの仕事の内容や収入、そして健康状況など、様々な現実を知る必要がありますよね?

保険もそのひとつで、まず結婚したら、ふたりの健康保険の種類を確認しておくことは大切です。
会社員であれば通常は社会保険(健康保険)ですが、雇用形態によっては、自営業の方と同じ国民健康保険という場合も。
まずは保険証を見せ合って確認をするといいでしょう。

なぜ、健康保険の種類が大事かというと、保障の内容に違いがあるからです。
どちらも病院での医療費負担は3割なんですが、実は、社会保険(健康保険)には、①傷病手当金と、②出産手当金という有利な保障が備わっているのです。

楽しい新婚当初は気にならない事ですが、将来的に結婚生活を維持する上で重要な保障内容ですので、このコラムの第一弾としてご説明していきます。

社会保険(健康保険)は病気・ケガで休んでも給与が出る

それでは、その違いについて説明します。

①傷病手当金
仕事外の事由(病気、ケガなど)で療養し、働けなくなり給与が支払われない場合に支給されます。
ざっくりですが、手当金の目安は給与3分の2程度です。
家計が大ピンチの際には何とか生活を維持できそうな金額感でしょうか?

長期休業の際、給与の支払いは会社側の自由なので、この救済制度が存在するのです。
たとえば、うつ病等の精神疾患や、がん治療などは長期休業することが多いので、多くの給付事例があります。

②出産手当金
次に、出産手当金について説明します。
出産前6週間、出産後8週間は休んでください」という法的制度があるのですが、これを会社が支払ってくれない場合の救済制度です。
休んだ分の給与が支払われなかった場合に、その日数分の給与(社会保険料差し引いた額)を支払ってくれるのです。

出産一時金の50万円にプラスしてもらえるので、かなりうれしい制度です。

病気やケガ、出産という人生の節目となる出来事に対し、社会保険(健康保険)は役立つとっても有利な制度。
万が一の時に結婚相手と一緒に乗り越えていくためにも、お互いの健康保険を確認しておくと安心感が違うはずです。

生命保険の見直しは、ふたりのライフプランをつくってから

公的な制度の健康保険について確認したら、今度は一般の生命保険(死亡保険、医療保険、がん保険、年金貯蓄保険など)の加入状況の確認もマスト。

独身時代に保険に加入している場合もあると思います。
またご両親が加入してくれている場合もあります。
しかし結婚してふたりで生活していくわけですから、独身時代とは必要となる内容が異なってきますからね。

でも、保険ってよくわからないから、保険会社の方にお任せっていう方も多いもの。
ですが、その場合は、中立な立場のファイナンシャルプランナー(FP)に相談することをおススメします。
そして「子どもは〇人ほしい」「海外旅行は毎年行きたい」とか、人生の希望=ライフイベントを考えた上で、人生計画表=ライフプランを作成してほしいのです。

結婚生活の長期の予定表を作ることで、ふたりの価値観が共感し共有できるからです。
お互いが納得した計画表があれば、ふたりに必要な保険や貯蓄を決めることができます。

保険を考えることは人生を考えることですので、パートナーと協力してこれらのことをぜひ確認してみてくださいね!

一緒に明るい未来について語り合おう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次